白血病と女王蜂

母が白血病になりました。家族と、旦那と、猫ズと私。

2017-01-01から1年間の記事一覧

毎日お見舞いに行くこと、食べられるもの

母の入院する病院は県立の大きながんセンター。 実家から車で15分。私の家からも車で15分。 面会時間は20時まで。 平日、仕事から帰って18:30、猫にご飯をあげて18:45には家を出れば19時には病院に着いて、1時間は一緒にいられる。土日は仕事が休みなので、…

2月。臍帯血移植にむけて。

61歳の母。寛解導入療法が効かなかった母。 1度目の入院(H28.12.1〜12.29)の最初にやった骨髄穿刺によると、血液中のがん細胞の割合は49パーセントだそうです。 そして12月いっぱいの治療と1月の経過観察むなしく、減りはしなかったがん細胞。 2月はビダーザ…

1月。寛解導入療法で寛解は見込めない。

年末年始の一時退院も終わり、ゆるゆると入院の日々が戻った1月の中旬、家族が病院に呼ばれる。 母も交えた中での主治医の先生のお話。 結論から言うと。 12月の1ヶ月を費やして行った治療(寛解導入療法1ターム目)に、効果はみられなかったという。 つまり、…

父と姉の大ゲンカ

誠に恥ずかしい話ではあるが、読んでる人も少ないので記録として書きます。 12月に父と姉が大ゲンカをした。 乳飲み子を連れて、母不在の実家で一緒に暮らす中で、姉が父にブチ切れたのである。 予兆は私も姉から感じていたが、まさか同居生活1ヶ月もたたな…

年末年始、一時退院、1月

一度目の入院で髪も抜け、体重も6キロ落ちてしまった母であるが、2016年12月30日から新年1月4日まで、一時退院させてもらえることになった。 それに向け、12月中から実家の大規模なそうじを皆んなで頑張ってきたのだ。 頼んだオードブルはほんの2.3口しか食…

12月の1ヶ月間。

抗がん剤は予定通り8日間で終了。 スタートから2週間後、夜中にトイレで起きた時に貧血で倒れたという母。文字通り血が足りていないから。 「ヤダ〜気をつけてね」という軽い問題ではないらしく、これからはトイレに起きるときは毎回ナースコールしてねとの…

抗がん剤スタート

2016年12月1日、寛解導入療法スタート、つまり、初めての抗がん剤スタート。 今回は8日間、24時間ぶっ続けで投与し、血液中のがん細胞を減らし(同時に正常な血液細胞も破壊してしまう)、投与終了後にヨーイドンでがん細胞と正常な血液細胞がどう増えていくか…

富士山が見える。病院生活の始まり。

いよいよ明日から入院という11月の下旬の日は、私も実家で過ごした。姉は育休中でもあるので、今後は実家で父と甥と暮らして毎日母を見舞ってくれるつもりだそうだ。 色々な書類にサインしたり持ち物を準備したりしているうちに夜になり、私が家に帰る段にな…

家族の病気を、職場へ報告する

病気の告白の次の日は会社だった。 頭にもやがかかったようではあるが、会社には報告しなければいけないんだろうなという常識が、社会人を8年もしてるとよぎる。 支店長に言わなくちゃ。 ちなみに私は銀行勤めである。 朝イチに支店長のところへ行けず、 日…

骨髄異形成症候群を伴う急性骨髄性白血病

幸いなことに、という表現が正しいのかは分からないが、県でいちばん大きながんセンターが、実家から15分の距離にある。私の家からも車で15分だ。 12月1日から入院。 抗がん剤のスタート。 主治医の先生の説明によると。 白血病にもいくつか種類があるが、母…

家族みんないる時に話すこと

2016年11月。 その日まではいつも通りに過ごしていた。 前日、父からメールがあった。 「明日、祝日だからお姉ちゃんの家にママと行くんだけど、一緒に行かない?出来れば陽ちゃんも一緒に」 陽ちゃんとは私の旦那のことである。 このメールを見ても特に何と…

書き留めるということ。

「嫌なことや悲しい出来事は、残るのが嫌だから、書き残さない。」 そういう考え方を教えてくれたのは姉だった。 あれは私が中3の時、姉が高1でオーストラリアに留学している時だったか、電話か手紙でそんな会話をした。後になって思えば、姉は留学先で、い…